上座に座るのは誰?食事の席で迷わないための席次マナー
目上の方とお食事する時、どこに座ればいいか困ったことはありませんか?
席の順序は「席次(せきじ)」といい、「上座(かみざ)」「下座(しもざ)」という考えがあります。
席次の基本
上座に座るのは誰?
上座に座るのは、役職の高い人から、役職に差がないときは年齢の高い人からです。また、主催者より招待者から、レディファーストが求められる場では女性がと決められています。
基本は出入り口から遠いところが上座
席次の決まりは、和室と洋室では異なりますが、基本は出入り口から近いところが下座です。初対面の人が多くて、席次が良くわからないよというときには、ともかく下座(出入り口に近いところ)に座っていると控えめな姿勢が表現できるでしょう。
いろいろな場合の席次
お座敷の席次
床の間が最も神聖な場所です。床の間の前に、二人並んで座るときには、床の間を背にして左が第一、右が第二の席です。 挨拶をする時は必ず座布団をはずしましょう。
洋室の席次
出入り口から遠く奥まったところが上座です。二人並んで座るときには、飾り棚や暖炉を背にして右が第一、左が第二の席です。
レストランでの席次
出入り口からもっとも遠い位置のテーブルが最も上の席です。各テーブルでは、出入り口から遠い真ん中の席が上席です。外の景色が見えるレストランでは、眺めが良い席が上席です。
レストランでの座り方とバッグ
テーブルに案内されたら、椅子の左側に立ちます。ウエイターが椅子を引いてくれますから椅子の前中央に進み、姿勢を正して腰を降ろします。足を組むのは厳禁。ハンドバッグは背と椅子の間に置きましょう。テーブルの上に置くのはマナー違反です。底に鋲が付いたバッグなら、自分の左側の足元に置きましょう。
食事中の携帯電話マナー
食事中に携帯電話を操作したり、テーブルの上に携帯電話を置くのはマナー違反です。食事の相手に不快な思いをさせないように心がけましょう。
席次のマナーを知って、スマートなふるまいを目指しましょう。